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絶対食べたい!沖永良部の「名物グルメ」&「お土産」完全ガイド
沖永良部島(おきのえらぶじま)を訪れたらぜひ食べたい、おすすめグルメやランチ・カフェ情報をご紹介します。ご当地グルメはもちろん、旅の思い出に欠かせないお土産情報も要チェック!
沖永良部の食文化って?
沖永良部は、沖縄と鹿児島の良さを併せ持ったハイブリッドな食文化!かつては琉球王国に属し「チャンプルー」や「アンダギー」など沖縄の食文化が色濃く残る一方、焼酎や甘口醤油を使う和風でシンプルな味付けなど、鹿児島本土を含む南九州の影響も見られます。鹿児島銘菓「軽羹(かるかん)」に類似した「ゆきみし」という郷土菓子は冠婚葬祭のときの行事料理として定番です。また、同じ奄美群島でも、奄美大島では馴染みのない沖縄グルメ「ソーキソバ」や「ヤギ汁」を提供するお店もあります。食文化として、沖永良部の各家庭では日常的に沖縄料理が食べられています。
近海で獲れる豊富な海の幸はもちろん、新鮮な島野菜を使った独自グルメも豊富です。郷土料理を黒糖焼酎と一緒にいただけば、あなたもすっかり"えらぶんちゅ(島人)"!
最近はお洒落なカフェやレストランなどもOPENしています。美しい景色を眺めながら味わう島料理は、格別のお味です!
営業時間&営業日に注意!
島には、ランチからディナーまで通しでお食事ができるお店はほとんどありません。ランチ営業は11時半~14時頃までのところが多く、日曜は定休日の場合も。営業状況の事前チェックはお忘れなく!絶対に行きたいお店は、ぜひご予約を。
これは外せない!絶品海鮮グルメ
沖永良部グルメといえば、近海で獲れる海の幸は欠かせない!
島周辺は、伊勢海老漁に適した絶好のスポット。栄養が詰まったプリプリの伊勢海老は、刺身はもちろん焼いても海老汁にしても美味しい!また、市場に出回らない希少な「ゾウリエビ」は”伊勢海老以上”と称する人もいるほど絶品で、とろける甘みがたまりません。
伊勢海老漁は資源保護を目的として、産卵期に合わせて5月1日〜8月20日までが禁漁期間に設定されており、さらに体長13センチメートル以下の個体採取は禁止されています。沖永良部島でも、解禁時期の8月21日〜4月30日(約8ヶ月)の間は漁業権をもっている漁師さんのみが素潜りで漁を行なっています。
遠浅の岩礁が多く、貝が豊富なことも特徴です。バター醤油で炒めた夜光貝、トゥビキラザ(マガキガイ)の塩ゆでは、お酒のつまみとしても大人気!島のお店では、他にもイラブチ(ブダイ)やスミチャ(カンモンハタ)、ソデイカやアバシ(ハリセンボン)など新鮮な魚介類をいただけますよ。
磯料理の珍味はいかが?
島で「ホーミ」と呼ばれるイソアワモチは、沖縄周辺の更にごく一部の地域でしか食べる習慣が無い珍味です。磯浜にいる貝をもたない巻貝の仲間で、食べるには少し勇気がいる見た目ですが、酢味噌や味噌炒めでいただくと意外なほど美味!磯の香りが濃縮され、モチっとした食感がクセになります。沖永良部を訪れたら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ここでしか食べられない郷土料理
平坦で農耕地に恵まれた沖永良部島は”農業王国”。島の農作物を使用した独自グルメも数多くあります。特産のきくらげや採れたての野菜を使った代表的な島グルメをご紹介!
じゃがいも料理
ミネラルたっぷりの赤土で育った島のじゃがいも「春のささやき」は、全国に先駆けて収穫される新じゃが。粘りのある甘さが特徴で、生でシャキシャキ、揚げてふわふわ、蒸かしてホクホク!コロッケやポテトサラダなど、どんな料理でも美味しくいただけます。
きくらげ料理
島サトウキビの絞りカスを菌床にする独自の製法で栽培されたきくらげは、旨味たっぷり肉厚で食べ応え抜群!栄養価が高く、日持ちの良い沖永良部のきくらげは一級品です。天ぷらをはじめ、シンプルな酢味噌和えや炒め物など様々なレシピが楽しめます。
シブイ汁
シブイとは冬瓜のことで、各ご家庭で具材は多少異なるが、冬瓜と鶏肉のシンプルなお汁です。冬瓜は夏野菜ですが冬まで長持ちすることから「冬瓜」と呼ばれています。シブイに味が染みてジューシー!お好みでアオサを入れると更に旨味が増します。
ヒルアギ
にんにくの葉を豚肉や人参などと炒めた郷土料理です。「ヒル」はニンニク、「アギ」は炒めるという意味があります。塩や醤油でシンプルに味付けされ、にんにくの香りが引き立つヒルアギはご飯との相性抜群!スタミナ料理として親しまれています。
チャンプルー
沖縄料理としても有名な「チャンプルー」は「混ぜる」という意味で、ゴーヤやお麩を入れたものは飲食店の定番メニュー!徳之島ではソーメンチャンプルーを「油そうめん」と呼び小魚を入れますが、沖永良部島ではシーチキン(ツナ)を入れることが多いです。
ヤギ汁
沖縄料理でよく使用されるヤギ肉。沖永良部島ではヤギ汁として食す週間があります。家族や親戚が集まるときや飲み会の帰りのシメとして、島民に親しまれる沖永良部島のソウルフードです。意外とクセも少なく味も塩味・みそ味とありますので是非食べ比べしてみてください♪
食事は「黒糖焼酎」とご一緒に!
黒糖焼酎は、奄美群島でしか製造されていない特産品。沖永良部島では3つの酒蔵がバラエティに富んだ黒糖焼酎を製造しています。
サトウキビから作る黒糖と米麹から成り、ほんのり甘く優しい口当たりが特徴です。後味がすっきりしているので、普段焼酎を飲まない人にもおすすめ!
島ではお酒といえば黒糖焼酎。アルコールを置いているお店ならどこでも味わえるので、ぜひ色々な銘柄を試してみてくださいね。
酒蔵見学へ行ってみよう
時期にもよりますが、蔵は事前連絡で見学が可能です。希少な黒糖焼酎の作り方を教われば、もっと美味しく感じること間違いなし!見学後は試飲や購入も楽しみのひとつ。お気に入りの1本を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
酒蔵を探すランチに、カフェに、テイクアウトに!
島には、地元の食材をふんだんに使ったこだわりのレストラン、目の前に真っ青な海が広がるオーシャンビューの絶景カフェなど、お洒落で個性的なお店もたくさん!観光客や島民の憩いの場としてはもちろん、コワーキングスペースとして活用できるお店もあるのでワーケーションにもぴったりです。ランチや観光の休憩で立ち寄れば、ゆったりした島時間を堪能できます。テイクアウトして大自然の中でいただくのもおすすめ!
お土産にも!島おやつでほっと一息
名産の黒糖を使った伝統菓子は、家庭によってレシピが異なる”母の味”。黒糖の素朴な甘みが美味しいホットケーキ「やちむち」は特に人気で、島内の飲食店でもいただけます。また、きな粉たっぷりの「田芋もち」や保存食にもなる蒸し菓子「ゆきみし」は、今でも島の行事に欠かせないお菓子です。
マンゴーや島バナナなど、南国フルーツも沖永良部ならでは!そのまま食べれば口の中いっぱいに甘みが広がります。糖度の高い沖永良部マンゴーは贈答品にもおすすめ。ジュースやジャムにした加工品も販売しているので、お土産にいかがでしょうか?
お取り寄せもOK。人気のお土産はこれだ!
島のお土産は黒糖焼酎や黒糖を使ったお菓子が定番ですが、きくらげを使った商品やシマ桑茶も人気です。お土産ショップを歩けば、見たことのないたくさんの商品にきっと心惹かれるでしょう。
ピーナッツ黒糖(森商事)
沖永良部島産の黒砂糖をあめの状態の時にピーナッツと絡めて作った島の黒砂糖菓子。甘い黒砂糖の風味が口の中に広がります。
肉味噌きくらげ(宗屋)
沖永良部島産の生きくらげに挽き肉を加え、オリジナルの秘伝香辛料と合わせた肉味噌。ピリッとした辛さで、白飯だけでなく麺類と絡めても相性抜群!お料理の調味料としても大活躍の一品です。
やじ豆(松元青果)
鍋でピーナツを炒りながら黒糖をコーティングした島の伝統菓子です。思わず手が止まらなくなる美味しさ!
ブレンドコーヒードリップパック(ノアコーヒー)
沖永良部島産のコーヒーをブレンドしたドリップパック7袋セット。島の景勝地6種類+珈琲の花と実1種類の7種のパッケージが可愛い!