特集
「農業の島」おきのえらぶ島の特産品
沖永良部島は、隆起サンゴ礁からなる琉球層群に覆われ、平坦地が多いため農耕地に恵まれており、島のほぼ半分が耕作地として利用されています。農業が盛んなこの島では「じゃがいも」や「サトウキビ」の基幹産業を軸に、南国フルーツや野菜など、様々な恵みの作物の栽培が行われています。サンサンと降り注ぐ南国の太陽に、ミネラルたっぷりの赤土の力ですくすくと成長した特産品は美味しいこと間違いなし!
南の島から春を訪れを知らせるじゃがいも
沖永良部島のじゃがいもは、例年ですと2月から4月まで島の至るところで掘り取り作業が行われ、日本一早い「新じゃが」として全国各地へ出荷されます。ミネラルなどの栄養がたっぷりな赤土の大地ですくすくと成長したじゃがいもは、すべすべで、綺麗なクリーム色。生でシャキシャキ、揚げてふわふわ、蒸かしてホクホク。新じゃがならではの食感はとびきりの美味しさです!じゃがいもの品種によって味や料理の用途が変わってくるので、色々な品種をお楽しみください♪
一度食べるとリピーターになる方が続出の沖永良部島産じゃがいも。
植付けからお客様にお届けされるまでの一連の流れをご紹介!
種切り
夏場には丹念に畑作りを行い、11月頃の秋口から種芋の植え付けが始まります!植え付け前の各農家さんの倉庫では、種芋の芽を見ながらカットして植え付けの準備が進みます。
植付け
種芋は一度寝かせ、芽を育てます。芽が出た頃に植付け開始!植付け専用のトラクターには、もうひとり乗り込めるように椅子が付いており、後ろから種芋を等間隔に落としながら土をかけ、畝(うね)を作っていきます。
培土・散水・防風ネット張り
植付けが終わってからも農家さんは大忙し!じゃがいもの葉が生えてきたら、芋が育ちやすい環境にするため「培土」という土をかける作業をしていきます。その他にも散水や防風から葉っぱを守るネット張りをしたりと、片時も気をゆるせません。
収穫
2月から4月頃にかけては島のあちこちで収穫の風景を目にします。採れたてのじゃがいもは綺麗なクリーム色。すべすべの肌は瑞々しく美しい。ほのかな土の香りは春の訪れを感じさせます。
集荷場
掘り取られたじゃがいもは、集荷場へ集められます。一気に運ばれてきたじゃがいもをきれいに洗浄し、選別機で出荷物を仕分けられます。
出荷
こうしてキレイに箱詰めされた沖永良部島産のじゃがいもは、卸売市場に出荷されスーパーマーケットや消費者へ届けられます。
かごしまブランド「沖永良部のばれいしょ」
沖永良部島の農協から出荷されるじゃがいもは「春のささやき」というブランド名が付き、まさに全国へ春の訪れを知らせるような麗らかで美しいじゃがいもです。沖永良部島のじゃがいもは「かごしまブランド」に指定されています。※ばれいしょ(馬鈴薯)とは、じゃがいものことです。
かごしまブランドとは?島の自然で育つさとうきび
さとうきびは、強風や水不足に対して大変強い作物で台風や干ばつなどの厳しい自然環境にある鹿児島県南西諸島及び沖縄県においては、欠かすことのできない基幹産業です。沖永良部島の出荷トン数は7万7000トン(令和4~5年)と生産量も多く、収穫は毎年12月上旬~3月下旬頃まで行われ、製糖された原料糖は本土へ移送され精製された後、上白糖になります。
昔ながらの製法を守る純黒糖
まごころ製糖は、自家製農園で精魂込めて育てたサトウキビだけを使用し、全ての工程を手作業で行う昔ながらの製法で純黒糖作りを行っているお店です。余計なものは一切使わず、手間暇かけて作られた純黒糖は別格!
昔の味と記憶をつなぎたい、島に残る唯一の無添加製糖「まごころ製糖」希少な国産きくらげ
一般的なきくらげの菌床は、木の粉や栄養を袋に詰めてプレスして作るのですが、沖永良部島の菌床はサトウキビから砂糖を作る際にできる搾りかす「バガス」を再利用して作られています。バガスにはキクラゲの栄養となる物質がたっぷり含まれておりミネラルや食物繊維が豊富なきくらげに成長します。
色鮮やかな南国フルーツ
「マンゴー」「パッションフルーツ」「島バナナ」「ドラゴンフルーツ」など、サマーシーズンの沖永良部島は南国フルーツの楽園!甘くてジューシーな果汁と上品な香りは食後のデザートに最適です。