観光スポット

かわぐちせっぽうおうたっきょのち

川口雪蓬翁謫居の地

西郷隆盛を精神的かつ学問的に支えた人物
文久2(1862)年閏8月14日、島津久光の命令に背いた罪によって沖永良部島に流刑された西郷隆盛。川口雪蓬は、西郷隆盛を精神的かつ学問的にを支えた人物とされています。雪篷(せっぽう)という名前は明治に入ってからのことであり、沖永良部島では量次郎として知られていたと考えられています。

川口も西郷と同じく罪人として沖永良部島に滞在していましたが、量刑は軽めで西郷のように過酷な状況ではなく、自由な散策も許されていました。川口は、この西原の地から3キロ離れた西郷が囚われている座敷牢(和泊)まで赴き、西郷に対し書や漢詩の添削などを行っていたそうです。
島に伝わる逸話によると、座敷牢での指導中には昼寝をすることもあり、西郷からは「睡眠先生」とも呼ばれていたと言われています。実際に川口の書の号は「酔眠」であったことから、昼寝に限らず酒も好きな人であったことがうかがえます。

この地には、川口が滞在したことを伝える記念碑も建立されており、牢の外から西郷を精神的に支えた川口雪篷を偲ぶことができます。

基本情報

住所 〒891-9104 鹿児島県大島郡和泊町西原(にしばる)
到達難易度(★が多いほど難易度高め) ★★★☆☆
アクセス 沖永良部空港から車で約7分/和泊港から車で約7分
駐車場 なし
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