観光スポット
なかふどうけつ
中甫洞穴
昭和47年頃の調査をきっかけに、今からおよそ約6,000年前頃(縄文時代前期)に使用された土器が発見されました。発掘された土器は九州から持ち込まれたと思われる轟式(とどろきしき)土器で、縄文時代前期には九州と南島との交流があったとされる裏付けとなりました。
また、洞窟入口右側には土を垂直に掘った竪穴式の墓穴があり、縄文時代の人骨が屈葬の状態で出土しました。
更に詳しい調査の結果、轟式土器の下層からより古い時期の爪形文(つめがたもん)土器も発見され、沖永良部の歴史は一気に縄文時代草創期まで遡ることとなりました。奄美最古の遺跡として注目され、その貴重さから知名町指定文化財および鹿児島県指定史跡となっています。
洞穴の中は薄暗く、鍾乳石がありタイムスリップしたような感覚になります。
途中砂利道となるルートもあり、細い農道などを抜けていきます。
駐車スペースもUターンしにくいかなり狭まった状態ですので、ワゴン車など大きな車で向かう場合にはご注意ください。運転に不慣れな方にとっては怖いと感じてしまうかもしれませんので、事前にマップで道の狭さ等を確認してから見学に行かれるかどうかをご検討ください。
以下より県道622号線から洞窟に向かうまでのルートがご覧いただけます。
Google map:中甫洞窟ルートマップ
基本情報
住所 | 鹿児島県大島郡知名町久志検水窪 |
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到達難易度(★が多いほど難易度高め) | ★★★★★ |
関連資料ファイル | 中甫洞窟発掘調査報告書:史跡にご興味のある方向けの専門資料です |