観光スポット
まさなせいかつかん(じせだいうどぅいほぞんかいかつどうきょてん)
正名生活館(次世代うどぅい保存会活動拠点)
集落に昔から伝承されてきた「伊村踊り」は、正名字独特の御前風(ごぜんふ)です。 かつてはお祝いや敬老会などの場で盛んに披露されていました。
御前風とは沖永良部島の全集落で踊られる祝舞のことで、楽しい宴が開ける事への感謝が、唄と踊りで表現されます。
一般的な沖永良部島の御前風は「ふくらしゃ」または「かぎやで風(ふう)」と呼ばれる踊りですが、正名集落の御前風のみ、振付の異なる「伊村踊り」が踊られてきました。 他集落に定着している御前風は典型的な琉球式の踊りであり、2名の踊り手がそれぞれ男踊りと女踊りを担当します。ですが、正名集落の伊村踊りは女性数名によって踊られ、振付も琉球式の御前風とは全く異なります。衣装にも琉球信仰に由来する神祭りの神女が身に付けていた装束の特徴が見られることから、神事の一環としての昔ながらの御前風が引き継がれてきた可能性もあり、伝統芸能分野の研究対象としても貴重な踊りです。
「ふくらしゃ」や「かぎやで風」という呼び方ではなく、「伊村踊り」という正名集落だけの呼び名で継承されてきたことも独自性の一つです。この独特の踊りを継承していくため、明治時代から女性の踊り手が師匠となり、集落内で大切に引き継がれてきました。 伊村踊りは正名集落のお祝い事には欠かせない踊りでしたが、各家庭で踊り伝えられてきたこの伝統舞踊も、時代の流れとともに踊り手が減少し、継承が難しくなっています。 この貴重な文化を次世代に伝えていくため「正名字次世代うどぅい保存会」が発足し、地域住民の交流の場でもある「正名生活館」を拠点に活動を行っています。
正名生活館では、保存会メンバーが月に数回集まり、踊りの練習や歴史を学びながら、地元の敬老会や芸能発表会、小学校の地域合同学習発表会などで「伊村踊り」を披露しています。また、踊りの様子を収録したDVDや伝統的な衣装も展示され、地域の方々に広く親しまれています。 DVDや衣装を鑑賞したい方は事前予約が必要となりますので、前日までに記載お問合せ先までご連絡ください。
正名字独自の文化遺産である「伊村踊り」について学べる正名生活館では、地域の歴史と暮らしに寄り添う伝統舞踊の息遣いを感じられます。
御前風とは沖永良部島の全集落で踊られる祝舞のことで、楽しい宴が開ける事への感謝が、唄と踊りで表現されます。
一般的な沖永良部島の御前風は「ふくらしゃ」または「かぎやで風(ふう)」と呼ばれる踊りですが、正名集落の御前風のみ、振付の異なる「伊村踊り」が踊られてきました。 他集落に定着している御前風は典型的な琉球式の踊りであり、2名の踊り手がそれぞれ男踊りと女踊りを担当します。ですが、正名集落の伊村踊りは女性数名によって踊られ、振付も琉球式の御前風とは全く異なります。衣装にも琉球信仰に由来する神祭りの神女が身に付けていた装束の特徴が見られることから、神事の一環としての昔ながらの御前風が引き継がれてきた可能性もあり、伝統芸能分野の研究対象としても貴重な踊りです。
「ふくらしゃ」や「かぎやで風」という呼び方ではなく、「伊村踊り」という正名集落だけの呼び名で継承されてきたことも独自性の一つです。この独特の踊りを継承していくため、明治時代から女性の踊り手が師匠となり、集落内で大切に引き継がれてきました。 伊村踊りは正名集落のお祝い事には欠かせない踊りでしたが、各家庭で踊り伝えられてきたこの伝統舞踊も、時代の流れとともに踊り手が減少し、継承が難しくなっています。 この貴重な文化を次世代に伝えていくため「正名字次世代うどぅい保存会」が発足し、地域住民の交流の場でもある「正名生活館」を拠点に活動を行っています。
正名生活館では、保存会メンバーが月に数回集まり、踊りの練習や歴史を学びながら、地元の敬老会や芸能発表会、小学校の地域合同学習発表会などで「伊村踊り」を披露しています。また、踊りの様子を収録したDVDや伝統的な衣装も展示され、地域の方々に広く親しまれています。 DVDや衣装を鑑賞したい方は事前予約が必要となりますので、前日までに記載お問合せ先までご連絡ください。
正名字独自の文化遺産である「伊村踊り」について学べる正名生活館では、地域の歴史と暮らしに寄り添う伝統舞踊の息遣いを感じられます。
【世間遺産登録 No.2】
「世間遺産」とは?
誰の心の中にもある「大切なもの」「未来に残したいもの」を世間遺産と呼んでいます。
「世界遺産はユネスコが決定しますが、世間遺産は、日本の市民が、そして私たち自身が探し出して決めることができる大切な宝物・遺産です」(世間遺産公式オフィシャルページ)とあるように、それを決めるのは、地域に暮らす人々やその場所を訪れた人自身です。
あたりまえすぎて見過ごされていた町並みや景色、建物、人など、自分たちの身近に存在する何気ない宝物に光を当て、その価値を再認識することで、自分たちの生活を見直し地域の再生にもつなげていこうとするもので、そのような場所や、場所を残していこうとする活動自体が「世間遺産」と呼ばれています。
基本情報
住所 | 〒891-9224 鹿児島県大島郡知名町正名1105 正名生活館 |
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営業時間 |
事前予約制 ※事前にご連絡の上ご来館ください。 |
アクセス | 沖永良部空港から車で約33分/和泊港から車で約28分 |
駐車場 |
正名生活館前運動場 ※イベント時などはご利用いただけませんので事前にご確認ください。 |